欧州で寝台列車にのる 犬も乗れちゃいます!
こんにちは。
前の記事で、飛行機やクルーズ船についてお話ししましたが、今度は寝台列車について書こうと思います。
欧州は、びっくりするぐらい犬と一緒に旅行出来てどこでも連れて行けるのがいいところなのですが、いろいろ行きたくても駐在の身なので、行ける時間が限られてしまいます。。。皆が休めるとき以外は厳しい。。。。
これをクリアするのは、移動時間でちゃんと仮眠をとれること。
どうしても車だと荷物も詰めて便利は便利なのですが、600キロも運転してそこから観光なんてあんまり考えられません。。。
前の記事でクルーズの話をした際にも言いましたが、とにかく寝ながら移動できるのが一番うれしいです!
そこで、行きたいところと照らし合わせたら、ありました!
これだ!って思いましたw
実は欧州でも時代の流れとともに寝台列車の数は激減しています。。。
ただ、それでもあるんです。
ありったけの寝台列車のサイトを調べました。 この探し方が一番うまくいった気がしますので、方法をご紹介します。 ぜひ参考にしてください!
まえがき
フランスは当たり前のことなのですが、というか欧州はいきなりサービスが変わることがざら
ですので、できればチケットは使う会社や乗る国や降りる国の鉄道会社からチケットを買うことが一番いいと思います。
探し方
出発地と目的地の決定
じゃあどうやって探すか?ですが、このサイトがおすすめです。
http://www.night-trains.com/europe
このサイト、出発地や到着地の街をクリックすると、どの列車がどこの町まで行ってるかや大体の出発/到着時間なども記載されています!
例えば、実際使った例で行くと、イタリアのベネチアからどこかに行きたいと思っていたので、ベネチアをクリックするとこんな感じで出ます。
ベネチアからだと行けるところは、パリ、ミュンヘン、ウィーン、の3都市ですね。
INTERCITYNOTTEなど、インターシティーと書かれているのは特急なので、無視でいいです。
もう一つのラグジュアリー電車は、すっごい人気の列車+ものすごく高い高級寝台列車です。たしか、一車両に一部屋か二部屋で全部スィート並みの豪華さですw
はい無視しましょ。
パリに住んでるのにパリに行くことはないので、これも却下。
残るは、ミュンヘンとウィーンですね。
今回の旅行は、親が遊びに来たのでということで、実は以前に来た時にドイツは行ってるし、ミュンヘンはちょっと田舎でどうしようかなと。。。
自分も行ったことないので、じゃあウィーンに決まり!
あとは時間がうまくかみ合えばいいかなと。ここで大事なのが、どの電車が出ているか。
OBBが運航していますね!
OBBについて
このOBBは、オーストリアの電車なんですが、近隣国がどんどん寝台列車の運行を取りやめている中、頑張り続けて今では、スイス、ドイツなどの国鉄の代わりにその国の寝台列車も運航している頑張り屋さん会社のようです。
犬を連れて行くとなるとさらにありがたいと思えるのが、オーストリアやドイツなどは非常に犬に寛容=規制がかなり緩いことです。 これはありがたい!
規制が緩いがゆえにズルしたり、無理やり何かしようとすると問答無用で降ろされるかその場追加料金です。最悪罰金ですw 規制が緩いので、堂々とズルせずやることをお勧めします!
ちなみにOBBの寝台列車は、これだけ出ています。
じゃあいきなりこれを見ればいいやん!と思っちゃいますが、ここがさっきのサイトで調べた理由が出てくるんです!
どの電車がどこに行くのか、どこを経由するかがわからないんです。OBBなどの国鉄の直ページだと。。
本当は自分は、ベネチアからチューリッヒに行きたかったんですが、、、OBBのサイトだけ見ると、行けそうな気がするんです。
いけないんです。。。
行くことは可能ですが、真夜中にどこかの駅で乗り換えるなど、、、費用的にもかなり無駄がでるし、夜中に自分で起きて乗り換えるなど結構なチャレンジです。笑
↑これは、調べているうちにわかってきましたw
そう、簡単にわからないのが外国!というか欧州の地図なんです。。。
なので、先の順にサイトで目的地を調べてから、鉄道会社のサイトに行くことをお勧めします。
チケット手配
じゃあ実際に、チケットを見ていきましょう。
まずはOBBの寝台列車サイトにアクセスします。
出発地と目的地を入力して、検索を押すと下記のような画面が出ます、
NJと書かれているのが、NIGHTJETです。 RJはたしかRegionaljetか何かで単なる特急です。また、NJの下に紫色の線が一本引いてありますが、これは乗り換えなしという意味です。
たまに、紫のNJと赤のRJや鈍行が混じっていると目的地までに2本の線や3本の線が現れます。 これはどこかで乗り換えを意味しています。 ご注意を!
今は、コロナ騒動があり、チケットを売ってないようなので、TICKET NOT AVAILABLEと出ていますが、ここに値段が出ます。 確か。。。
後要注意なのが、その値段ですが、寝台の席が低い2等席や座席の席になっている場合がありますので、購入前に
必ず、自分の乗りたい席や寝台の部屋に次ページで変更して、確保するようにしてください!!
座席について
寝台列車は、以下の通りの種類があります。
通常座席 (普通の特急や新幹線みたいな席)
座席個室
6人用寝台
4人用寝台
3人用寝台(トイレ+シャワーあり/トイレ+シャワーなし)
2人用寝台(トイレ+シャワーあり/トイレ+シャワーなし)
現在は休止中のようですが、2階建て車両もあったようで、これがあると2人や3人だとシャワートイレ及びバンクベッドではなく、下にベッドが2つあり(3人の場合は一つバンクベッドになる)さらにリビングというか真ん中に座席があり優雅に外を見ながら食事ができたようです。
*本当にたまに臨時で出る場合もあるようなので、当たればラッキーですね。
ほかの席は置いておいて、基本的に日本から来た方や自分のようにホテル代わりに使おうとするとシャワートイレ有が必須ですよね!
レイアウト(一般)
大体のOBBの列車は以下の様になっています。 基本3人席というのがわかるかと思います。
まずは、この赤色になっているところを見てください。 ここがデラックスと言われている部屋で寝台の中では一番いい席です。=トイレとシャワー付き。
狭いですが、電車の中って思うと別に普通に不自由なく動けるぐらいの広さがあり困らないです。 水圧も申し分ないし、ちゃんとあっついお湯も出ますw
注意!
ただ、ドライヤーはあったりなかったりするそうなので、小型の携帯用を持参した方がいいです。 変圧できるものが3000円ぐらいで売ってますので、自分はそれを使ってます。コンセントはたくさんありますので、充電もちゃんとできるので安心です!
私が使ってるのはこれ!↓ アマゾンのサイトに下記をクリックすると直接飛べます!
ドライヤーで変圧器内臓なので、かなりおすすめです。 海外のホテルたまにしょぼいドライヤーとか普通にあるので。。。
話し戻しますね!
その隣が、シャワートイレ無しの部屋です。これが交互に並ぶようにレイアウトされています。
もちろん、トイレシャワー無しといっても、洗面台はついてますし、各車両にトイレのみが1つ、シャワー付きトイレが1つ両端についてますので、費用を抑えたい場合は、これでも行けると思います。
正直2人用と3人用のトイレ+シャワーありは、同じ部屋を使います。=3人目の寝床は、はっきりいって無理です。寝れないことはないですが、真ん中のベッドと3段目が狭すぎて圧迫感しかありませんw 起き上がれることができません。 ただ一応寝れますw
下の写真は少し見えにくいですが、一番下は、ベッドを起こして椅子にしてます。3人座れる椅子ですね。
真ん中のベッドが中段になります。 そして、右上の手すりがある位置にもう一戸のベッドが、真ん中のベッドの上に来ますw
わかります? 圧迫感半端ない状態になると思いますw それが嫌な場合、右上の手すりの上もスペースがあるので、ここと反対側に足を曲げながら寝ることはできます。
ただ、天井が目の前になりますw
なので、3人で寝ると必ず一人ビンボーくじを引きます。。。
あとは狭いため、寝るぎりぎりまでベッドを起こして席にしておいた方がいいと思います。
4人家族や3人での旅行のおすすめ
じゃあ、3、4人家族は別々に部屋をするしかないのか?
or
寝台そのものをあきらめるかトイレをあきらめるか?
と思ってしまいますが、
ちょっとまって!
いい方法があります。
レイアウトをよーく見てください!
わかりますか??
わかりました???w
じゃあ、正解を言いますね! 下の赤〇のところをよーく見てください!
気づきました?
実はデラックスの横は常にシャワー、トイレ無しの3人部屋になっていて、赤〇のところは、ドアになっています。
そう!
コネクティングルームになってるんです!!
これ結構いけてないですか? もちろん、部屋を二個抑えなければならないですが、正直部屋押さえるの大した額じゃないです。
実際、私たちは大人3人と犬一匹だったので、デラックスをとり、もう一つの部屋を貸し切りで押さえました。 ベニスーウィーン間で、追加は100€ぐらいでした。
万が一取るの忘れても、隣が開いていれば、電車に乗った後でも普通に抑えることもできますし、カード払いも可能です!
部屋をとるにあたっての注意事項
そう、電車も席代と部屋代は別です。 結局1人でもデラックスを部屋で押さえてしまえばできますし、抑えなければ見知らぬ人と相部屋になります。
デラックスなどは相部屋にならないような買い方がデフォルトになっていますが。購入するときに1人の場合はシングルユースなどちゃんと見て注意してくださいね!
食事
夜ごはん
夜21時やそれ以降に出発することが多いので、夜ご飯は食べてくるか買って持ち込んでゆっくり食べるのがいいかと思います。 もしそんな時間がなかった場合は、一応担当キャビンクルーのお兄ちゃん?おっちゃんから購入することもできます。
自分は現地調達が多いですが、結構カップラーメンやお味噌汁などをもっていったりしています。 あと紅茶とかお茶とかほっとするの飲みたくなりますよね?
洗面所の水はタンクにためてるものだから使いたくないし。。。ミネラルウォーターだと、お湯を沸かせない。。。
沸かせない。。。
沸かせない。。。
いやいや、いいのがあるんです。
携帯ポット
私が使ってるのはこれ!↓ アマゾンのサイトに下記クリックすると直接飛べます!
正直、これここに限らず、どこに持って行ってもかなり使えます。 折りたためるので、コンセントの形状が何でもいいように、アダプタもついていて、荷物の邪魔にもなりません。 どこでもお湯が沸かせるんです!!
朝ごはん
これついてます! 乗車すると、お土産セット(タオルやスリッパなど)とスパークリングワイン、水などと一緒に縦長のメニュー表が用意されています。
朝ごはんは、その縦長のメニューの中から選ぶという流れなんですが、確かこの中から5か6品選ぶような感じです。
飲み物、ヨーグルト、パン、いろんな種類のハム、いろんな種類のチーズ、等
結構たくさんあって。。。。
チーズの種類とか勘弁してほしい。。。
正直ここから、ありきたりなオレンジジュース、パン、ポークハム、とかを選んでも、まだあと2点選ばなきゃ、という妙なプレッシャーとの戦いがここで始まりますw。
さらに追い打ちをかけるように、担当クルーのおっちゃんが決まった?決まった?とちょこちょこ部屋に来て聞いてきます。
日本VSオーストリア
絶対負けられへん!という気持ちで、まだ待て!まだ待て! 親に説明してるから待っとけ!を繰り返して、最後はじゃあ決まったら声かけてね。という言葉をもらいゆっくり決めました。
日本、勝ちました!!!w
結局、飲むヨーグルト、ジュース、コーヒーの飲み物祭り💦
こんな感じの普通な朝ごはんです。
犬と乗車の場合
チケットを購入するときに、犬も一緒だと宣言しておきましょう。 犬は大きさに限らず、OBBの寝台列車の場合、29€です。 距離は確か関係なかったと思います。
飛行機などのような規制もあまりなく、いつものペットパスポートかそれに代わるものがあれば、特に問題なく乗ることができます。 ただし大きな犬や凶暴な犬は、まずるが必要ですが、うちのようにシーズーなどの小型犬だとほとんど制約はないです。
まとめ
- 寝台列車は意外と便利だが、出発地と目的地で乗り換えなしで行けることを調べることが大事!
- 寝台列車は、シャワートイレ付きの部屋があり、そこに2人までだと快適に過ごせます。
- ご家族などで3人以上の場合、隣のシャワートイレ無しの部屋を一緒に確保して、コネクティングルーム化して皆でゆったり過ごしましょう。
- ドライヤーがついてないので、持っていきましょう。変圧器付きの物は旅行の時どこでも使えるのでお勧めです。
- OBBの場合、犬は一律29€です。 他の会社でとらないところもあるようですが、寝台列車は取られると思った方がいいです。
- 夜ご飯は買うか食べてから乗った方が無難です。 携帯ポットがあれば、カップラーメンやお茶などお幅が広がりますw
- 朝ごはんはついてますが、乗ってすぐ選ぶのでプレシャーに負けないようにしましょうw 結局朝ごはんなんで時間は腐るほどあります。負けないでくださいw
結局3人で犬も何もかも入れて、500€弱でした。 飛行機だと、約100€前後x3と犬乗車代60-70€、ホテル代100-200ユーロ前後などを考えると、時間を無駄にせず、町の中心から中心に寝れていけると思うと、自分的には徳チンな旅なきがしました!
ではでは、よければ参考にしてくださいねー。